太陽光発電 遠隔監視

長野~千葉~宮城~東北某所、移動距離1000km

二日間の移動距離は、約1000kmでした。

車の移動は慣れている方だと思いますが、冬季の移動は神経が張り詰めているのか、かなり衰弱したかも知れません。

長野~千葉 移動時間:4時間、遠隔監視設置工事

千葉~宮城 移動時間:5時間30分、車中泊

宮城~東北某所 移動時間:3時間

初日は、長野県内発電所の除草管理等をお任せいただいているお客様が所有されている千葉県内発電所に遠隔監視装置を設置いたしました。

その後、宮城県内に所有している自己発電所で車中泊です。

ここは、点検のために立ち寄りました。

(東北某所まで移動するのは危険と判断しましたのでついでですが...)

翌日は、東北某所へ所用により移動です。

その日の午後に到着しましたが、疲労感があります。

これで日本海沿いに長野に戻ったら、ほぼ東日本一周です。

長距離ドライバーの方、本当に尊敬します。

先日、ゼロモニターの設置を行ったことを記事にしましたが、別発電所で工事がありましたので、施工内容を少し書きたいと思います。

ゼロモニター施工(通信ケーブル)

私の場合は、ゼロモニターに近いパワーコンディショナーから順に通信ケーブルを繋いでいきます。

本体を集電箱に設置して、通信ケーブルを接続します。

その後は、各パワーコンディショナーを通信ケーブルで接続していきます。

まずは、通信ケーブルのシールド(黒被膜)を、先端から5cm~6cm程、剥がします。

内側のシールド(軟銅線で編み込まれた被膜)も剥がします。

シールドを剥がす時は、剥がしたい箇所で通信ケーブルを折り曲げてカッターで切込みを入れてあげると、すんなり剝けます。

入力側(IN)と出力側(OUT)それぞれの通信ケーブルをコネクタに挿入してセットします。

今回使用した通信ケーブルは、0.65mmの2P(プラスとマイナスをセットにしたツイストペアが2組)ですが、1Pのみ使用しますので、残りの1P分の線はシールドの根本部分から切断しておいても良いです。

私は念の為、もう1Pの白のみ残しています。

また、今回0.65mmを使用しましたが、0,9mmの方がケーブルが太く安定している為、施工しやすく感じました。

ツイストペアケーブルの先端10mm程のシールドをカットし、通信線を露出させます。

ゼロモニターに近いパワコンと接続する側の通信ケーブルを「3、4」、遠い位置のパワコンに接続する通信ケーブルを「5、6」に接続します。

青色をプラス、白色をマイナスとして使用しています。

中間に位置するパワコンの終端スイッチは「OFF」です。

ゼロモニターに一番遠いパワコンは、「3、4」のみ使用します。

終端スイッチも「ON」に設定します。

白ケーブルが2本見えるのは、2Pのもう片方の線です。断線などを考えて残してあります。

全ての通信ケーブルの施工が完了しましたら、各パワコンのID番号を設定します。

通常は、遠隔装置に一番近いパワコンが「1」で、以降「2」から順に振っていきます。

設定が完了しましたら、各ブレーカーを入れて、パワコンを連系状態に切り替えます。

全てのパワコンが連系状態になりましたら、ゼロモニターの電源を入れます。

(スイッチはありませんので、電源アダプタをコンセントに接続)

3つあるLEDの何れかが点灯しない場合は、通信ケーブルの施工ミスか、ハードエラーなどの原因が考えられます。

今回は、中央の緑LEDが点灯しませんでしたので、モニターを接続してデータログを確認します。

No3のパワコンが通信できていないようでしたので、コネクタを外して通信ケーブルの施工状態や断線を確認しましたが、特に問題ないようです。

コネクタを再セットして、再度、連系状態にしたところ、無事に緑LEDが点灯しました。

どうやら、コネクタの接触不良だったようです。

夕暮れも早い時期ですので安心しました。

今回は、デルタ製パワコンの例でした。

他パワコンの場合は施工方法が異なります。

遠隔監視装置ですが、各パワコンが近くに並んでいる場合は面倒ではありませんが、各アレイにパワコンが配置されている場合は面倒ですね。

その場合、どのように施工されているのか気になるところです。

何かおすすめの監視装置があれば教えてください。

ゼロモニタ、ソーラーレモンの設置工事のご依頼、お待ちしております。m(__)m

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