記事を書いていて、思い出しました。
食事もとらずに仕事に没頭することが多かったエンジニアの方がいたのですが。
ある時、「光合成できたらなぁ」と言い出しました。
「??、どうして??」と聞くと。
「食事しなくて良いでしょ」
「植物って光合成できるからさぁ、俺も光合成できたら、食事の時間も仕事できるのになぁ~」
確かに人も植物のように光合成で生きられるのなら、エコで良いかもしれませんが...
びっくりしましたが、かなり真面目にそう考えていたようです。
面白い方ですが、社員さんが数十名いる会社の社長さんです。
思い出しながら、やっぱり、植物のように自然エネルギーだけでエネルギーを作れたら良いなって思いました。
除草や刈払いをいつの時期に行うのが効率的か。
何回か記事にしてきましたが、まとめておきたいと思います。
お気づきかと思いますが、除草剤でも刈払いでも、除草に良い時期は、ほぼ同じです。
雑草も勝手に大きくなれる訳ではありませんので、人や動物と同じく、エネルギーが必要になります。
雑草の場合は、光合成という事になりますので、光を遮断するか、水が少ないと成長しにくくなります。
防草シートは良い方法だと思いますが、杭やフェンス周りに隙間ができやすいので、慣れた方でないと施工は難しいと思います。
お値段も、毎年除草を行うのと同等程度かかります。
雑草の育ち方
種や、根っこの増殖(細断や分断なども)により増えていきますが。
一旦、根付いてしまえば、あとは生育サイクルを繰り返すだけです。
・冬季の間、芽吹きを待つ
・芽茎を出して、地上部が成長する
・光合成により、養分(糖)が作られる
・地上部が成長しながら、養分を地下部(地下茎)に送り込む
・地下部の養分を使って、地上部を成長させる
・地上部が成長しきったところで、地下部に養分を一気に蓄える
・地下部に養分を蓄え終わったら地上部の生育を止めて冬季に備える
除草適期に繋がるポイント
芽茎を出して、地上部が成長する ← 春先、3月以降
これを抑制する為には、来春以降の成長の為に蓄える地下部の養分を如何に少なくするか です。
秋口の液剤散布や、晩秋や春先の粒剤散布で、芽を出す本数や、成長する為の養分を少なくしておきます。
地上部が成長しながら、養分を地下部(地下茎)に送り込む → 初夏、5月以降
養分を送る器官の地上部を無くせば良いので。
初夏の刈払いや除草剤散布で、地上部を弱らせて、地下部に送る経路を減縮させます。
地上部が成長しきったところで、地下部に養分を一気に蓄える ← 夏、8月以降
これも同じで、養分を送る器官の地上部を無くせば良いです。
夏の刈払いや除草剤散布で、地上部を弱らせて、地下部に送る経路を減縮させます。
また、この時期は開花期で、種が落ちたり飛ぶ季節でもありますので、種により増殖することを抑制する効果もあります。
以上の3つの時期を抑えておくことで、除草方法は異なっても、効率よく除草作業が行えると思います。
参考になれば幸いです。
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