除草

多年生雑草の除草方法について

写真は、戸隠神社の奥社へ続く参道にある鳥居(随神門)です。

先日、妻と戸隠そばを食べに行った時に、立ち寄りました。

屋根には、情緒ある草木が生えていて、美しいです。

約500メートルにわたって200本以上のスギの巨樹が続く杉並木は、吉永小百合さんのJRのCMでも有名です。

先日、刈払いの時期によっては、せっかく行った刈払いの労力が無駄に終わってしまうと書きました。

こちらの記事です。

詳細はこちら

刈払いは、地上部に出ている部分(葉、茎など)を刈り取ります。

一時的に景観を良くしたり、太陽光発電所であれば、発電に影響している雑草を除去するために行います。

ただ、時期にもよりますが、早ければ二週間ほどで、成長した雑草が生い茂り、驚くこともあります。

多年生雑草の多くは、年2回の刈払いでは除去することは難しいです。

逆に増やしてしまう結果に繋がるかも知れません。

多年生雑草は、地下茎と呼ばれる栄養を蓄える組織によって、自身で勢力を拡げる機能を持っています。

種子でも拡がる雑草もあります。

発電所に比較的多くみられる「セイタカアワダチソウ」は、地下茎でも拡がるタイプです。

「クズ」も地下茎で拡がるタイプです。

このような雑草は、刈払いだけでは除去が難しく、除草剤を併用して、適期に散布することで、効果があがります。

一年生雑草も越年して、来春に伸びてくるものもありますが、除草剤を秋に散布することで、多くは除去できると思います。

「ヒメムカシヨモギ」「オオアレチノギク」など。

※雑草のことを書いておいてですが、雑草の種類については、詳しくないです。(勉強していきます。)

多年生雑草は、地下茎に栄養を蓄えて越年した後、蓄えた栄養分を使って、春以降に地上部を成長させます。

光合成をするためです。

光合成ができなければ、雑草も植物ですので、徐々に弱り、衰退していきます。

ですので、除去するためには。

  • 地上部を刈り取る ← 光合成させない
  • 地下部を除去する ← 光合成できたとしても、栄養を蓄えさせない

この二つが対策になります。

まずは、「地上部を刈り取る」ですが、

  • 刈払い機で刈り取る
  • 除草剤を散布し弱らせる
  • 耕運機で耕す
  • 手で抜く

方法があります。

太陽光発電所であれば、刈払い機で刈り取る方法 か 除草剤を散布し弱らせる 方法になると思います。

二つ目は、「地下部を除去する」です。

  • 除草剤を散布し弱らせる
  • 掘り起こし根茎を除去する
  • 手で抜く

さすがに、掘り起こしや手で根茎を除去することは、コスト的にも労力的にも見合わないので、除草剤を散布する方法が良いと思います。

多年生雑草の除草は、以下の方法で行っていく事になります。

・地上部の葉茎は「刈払いで刈り取る」か「除草剤を散布し弱らせる」

・地下部の根茎は「除草剤を散布し弱らせる」

やはり、手っ取り早く除草するには、除草剤が良い方法ではあります。

また、防草シートを敷いて、光合成をさせない、伸びないように圧をかける のも方法です。

ですが、防草シートを敷いても大抵は、雑草が生えてきますので、メンテナンスはやはり必要です。

次回は、刈払いを行いつつ、除草剤を適期に散布することで、雑草を除草していく事について、書きたいと思います。

引き続き、長野県・近隣県の除草管理、巡回点検、受付中です。

よろしくお願いいたしますm(_ _)m

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