低圧の太陽光発電所の面積は、概ね1000㎡前後です。
昨年、管理させていただいた発電所のうち、除草剤を散布している発電所の面積は、一箇所あたり1000㎡~5000㎡でした。
噴霧器の性能に「圧力」があります。
直射(ストレートの水流で高いところに散布するような場合に使います)以外の散布なら、最大圧力0.5~1.0MPa(メガパスカル)程度あれば、特に問題なく散布できます。
一般家庭の水道圧力が0.2~0.4MPaですので、その2.5倍ほどの圧力です。
0.5~1.0MPaの圧力であれば、こちらのような商品があります。
この商品は背負い式ですので、基本的に、自分で背負って散布します。
小面積であれば、それほど疲れることもありませんが、数千㎡を散布するとなると、なかなか厳しいものがあります。
私の場合は、上のような背負い式の噴霧器をキャリーに載せて、更に長いホース(20m+20m)を使って散布します。
噴霧器を起点となる場所において、そこからホースを延ばして各所に散布する方法です。
持ち歩くのは、ホースに接続したノズルだけですので、重量も軽くて便利です。
ベースキャンプ方式と呼んでいます。
ただ、ホースを片づける時に上手く巻いておかないと、伸ばして使用する時に、ホースが絡むことがありますので注意が必要です。
タンクがセットになった手押し式や、動噴単体、バッテリー式背負い、ラジコン式動噴等も検討しましたが、今の組み合わせが使いやすく、リーズナブルです。
液剤を多量に散布する場合は、タンク容量が多くないと何回も補給する手間が増えますので、そのような場合は、単体動噴+タンク+長いホースの組み合わせが良いと思います。
ラウンドアップ+ラウンドノズルの組み合わせは、少ない水量で広い面積を散布できますので、おすすめです。
今年は10000㎡以上の発電所を幾つか管理させていただくので、一段上の噴霧器、長いホース、ホースリールを追加しようと考えています。
今使用中の噴霧器とホースに30m延長して70m位までは散布できると思いますが、もう少し長いホースがほしいですね。
100m以上の長さになると、さすがに圧力が足りず、散布できない事態になりそうです。
ホース100mの先端圧力は、1MPa低下すると言われていますので、最高圧力1MPaの噴霧器ですと、圧力がかからずボタボタと出てくるか、ほぼ出てこないかのどちらかです。
こちらの商品にように、最大圧力3MPaの噴霧器であれば、100m以上あるホースでも問題なさそうです。
経験豊富な農機具屋さんと相談して決めたいと思います。
選定した仕事道具を使って、効率よく余裕を持って安全に作業を進めたいです。
【後記】
昨日は、東北~長野まで日本海沿いの東北自動車道、上信越自動車道、国道7号線など、6時間程の予定が、延々12時間のドライブでした。
腰が痛いです。
新潟県に入ったところまでは順調だったのですが、三条あたりから降雪量が増えていたので、少しまずいかな? と感じていました。
予感は的中してしまいました。
ところどころ渋滞していて、1箇所30分ほどで抜けられる感じで、そんな場所が5~6か所ほどありました。
問題は妙高SAあたりの渋滞で、18時過ぎ~19時半ごろまで、1時間半まったく動かない状態でした。
妙高の辺りは降雪量も多く、通行止めや渋滞が起こりやすい地域です。
途中で降雪量を確認すると、車のタイヤ付近の雪は15~20cmほど積もっていました。
後ほどの家族からの情報では、18時から妙高ICまで通行止めだったようです。
もう少し早く通過していれば...見事にはまりました。
帰宅後、ボンネットの雪は氷となっており、ワイパー回りも厚い氷でコーティングされておりました。
2022年度の長野県・近隣県の除草管理、巡回点検、受付中です。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m